「甘酒」と聞くと冬の温かい飲み物を思い浮かべる人も多いですが、実は一年中おすすめできる発酵ドリンクです。
甘酒は、江戸時代から夏バテ防止に飲まれてきた、日本の伝統的な健康飲料で、近年では、その栄養価の高さから「飲む点滴」や「飲む美容液」として再び注目を集めています。
発酵食初心者にとって、甘酒は手軽に始められる最高の「美習慣」です。この記事では、スーパーで迷わない選び方と、甘酒が私たちの体にどんな影響を与えてくれるのかを解説します。
自家製甘酒作りに興味ある方はこの記事もオススメ▶甘酒の作り方―おうちで作る発酵美容ドリンクの完全ガイド
初心者歓迎!
スーパーでの選び方と「飲むタイミング」超解説
①甘酒には2種類ある
甘酒には主に米麹由来と酒粕由来の2種類がありますが、発酵美習慣で推奨するのは米麹甘酒です。
1.酒粕(さけかす)甘酒
日本酒を作るときに出る副産物の酒粕をお湯で溶かし、砂糖を加えたもの。
→ 微量のアルコールが少し残っている場合がありまる。
甘さは砂糖由来なのでダイエットや糖分を気にする方は避けるのが賢明です。
2.米麹(こうじ)甘酒
原材料が「米と米麹」のみ。
→ アルコールゼロで、麹の酵素が作る自然の甘みが特徴です。
美肌・腸活を目的とするならこちらを選びましょう。
このように米麹甘酒は、麹菌の酵素が米のデンプンを分解することで、ブドウ糖という自然な甘みを生成しますので、健康・美容目的なら、断然「米麹甘酒」がおすすめです。

②甘酒は「飲む点滴」と言われる理由
米麹甘酒には、次のような栄養素が豊富に含まれています。
・ブドウ糖
→脳のエネルギー源となる
・アミノ酸
→たんぱく質の材料で、人間に必要な必須アミノ酸の全てが含まれている。
このブドウ糖と必須アミノ酸のゴールデンバランスにより疲労回復や集中力アップに即効性が期待できます。
・ビタミンB群
→発酵の過程でビタミンB1、B2、B6、葉酸といったビタミンB群を生成します。
これらは、肌のターンオーバーを促進し、代謝をサポートする上で不可欠な栄養素です。
まさに、体の内側から輝きを引き出す「飲む美容液」たる所以です。
・コウジ酸
→メラニン生成を抑える働きがあり、シミ・くすみ対策にもおすすめです。
・オリゴ糖・食物繊維
→甘酒に含まれる食物繊維やオリゴ糖は、腸内の善玉菌のエサとなり、腸内環境を整えます。
腸内が整うことで、便通改善はもちろん、免疫力向上や肌荒れの改善にも繋がります。
これらの栄養バランスが、点滴とほぼ同じと言われています。体調を崩したときや、疲れた朝にもぴったりな日本伝統発酵飲料です。

③甘酒を選ぶときのポイント
初心者さんがスーパーで選ぶときは、次の3つをチェックしましょう。
1.「米麹甘酒」と書かれているものを選ぶ
アルコールゼロ・砂糖不使用のものが◎
2.原材料は「米・米麹」のみが理想
余分な甘味料や添加物がない方が、自然な風味を楽しめます。
「砂糖」「果糖ブドウ糖液糖」 これらが加えられているものは、ブドウ糖以外の糖質を余分に摂ることになり、麹が持つメリットが薄れてしまいます。必ず「砂糖不使用」を選びましょう。
3.できれば「ストレートタイプ」
濃縮タイプは、そのままでは飲めず、水や牛乳で割るタイプでコスパは良いですが、飲む都度、割る手間がかかります。
ストレートタイプは、濃縮タイプよりも味が安定していて初心者向き。
どちらのタイプも、裏ラベルの原材料のシンプルさを最優先しましょう。
④飲み方のコツ
甘酒は「いつ飲むか」で、得られる効果が変わります!
・疲労回復・集中力UPには朝
→ブドウ糖が脳の即効性のエネルギー源となります。
一日のスタートに飲むのがおすすめです。
40~45℃ぐらいに温めたホット甘酒もオススメ。
・美肌・快眠には夜
→夜に飲むことで、含まれるアミノ酸が就寝中の成長ホルモンの働きをサポートし、美肌と良質な睡眠に繋がります。
・夏のおやつには冷やしたり、無糖ヨーグルトや豆乳に混ぜても◎
・ドレッシングや煮物の甘みづけなどお料理にも!

まとめ
米麹甘酒は、ただの甘い飲み物ではなく、自然の力で心と体を整える万能発酵ドリンク。
ビタミン・アミノ酸・ブドウ糖・オリゴ糖などがバランスよく含まれ、
「飲む点滴」と呼ばれるほど、体の回復力を支える要素がギュッと詰まっています。
腸の調子が整うと、免疫力・代謝・ホルモンバランスも安定し、結果的に「肌が明るくなる」「疲れにくくなる」「気持ちが穏やかになる」といった変化を感じる人が多いのです。
そして、米麹甘酒の魅力は、砂糖を使わなくても自然な甘さで満足感があり、子どもにも安心して飲ませられる、家族みんなの健康ドリンク!
もし、「腸活って何から始めたらいいかわからない」と感じているなら、まず、「朝の1杯の甘酒」からスタートしてみてください。
毎日続けるうちに、体のリズムが整い、心まで軽くなるような実感が得られるはずです。
そして、発酵のやさしい力を感じ始めたら・・・次は「自家製」にチャレンジ!
詳しくはコチラ▶甘酒の作り方―おうちで作る発酵美容ドリンクの完全ガイド
自分の手で発酵を育てる楽しさを知ると、あなたの暮らしそのものが発酵していくような感覚を味わえますよ。

【参考文献】
▶麹甘酒に含まれる成分について
▶健康機能の研究成果「甘酒」



