れんこん ― 美腸と美肌を育む、秋冬のごちそう根菜

泥の中で育つれんこんは、古来より「けがれを浄める」食材として、お正月料理や節目の行事に欠かせない縁起の良い食材とされてきました。

また、切り口の穴が「先が見通せる」とされ、「未来を見通す」「良い縁が続く」などの意味も込められています。

水生植物である蓮(ハス)の地下茎であり、古くから親しまれてきた食材で、インドや中国が原産とされています。

主に秋から冬にかけて(10月〜2月頃)が旬ですが、貯蔵技術の発達により一年中楽しめます。

旬のれんこんは粘りや甘みが強くなります。

れんこんの「粘り強さ」は驚きの健康効果!
腸と免疫を整える旬の知恵と栄養

色が白く穴が開いている・・・こんな見た目以上に栄養価が高く、体を整える成分が豊富なれんこん!

炒めても煮ても、美容や免疫にしっかり届くのが魅力です。

また、れんこんに含まれるタンニンには抗酸化作用があり、肌の老化を防ぐ「ナチュラルアンチエイジング食材」としても注目されています。

食物繊維

れんこんのシャキシャキ食感は、豊富な食物繊維によるもの。

腸内の善玉菌を増やして腸内環境を整え、便通の改善に役立ちます。

ごぼうと同様、デトックス効果が高く、肌荒れ予防や体の巡りを良くするサポートにも。

ビタミンC

れんこんには果物に匹敵するほどのビタミンCが含まれています。

しかもデンプンに守られているため、加熱しても壊れにくいのが特徴。

寒い時期の風邪予防や疲労回復、美白やハリのある肌づくりに欠かせない栄養素です。

ポリフェノール(タンニン)

れんこんの断面が時間が経つと黒くなるのは、ポリフェノールの一種タンニンによるもの。

この成分には強い抗酸化作用があり、老化の原因となる活性酸素を除去します。

喉の炎症を抑える働きもあり、風邪の季節にもぴったり。

ムチン

れんこんの切り口に見られる糸をひいたねばり成分ムチンは、胃の粘膜を保護し、タンパク質の消化吸収を助ける働きがあります。

消化を助け、免疫力アップにもつながるため、疲れやすいときや食欲が落ちたときにもおすすめ。

カリウム

体内の余分な塩分を排出してくれるカリウムも豊富。むくみの改善や血圧のコントロールに役立ちます。

外食や塩分の多い食事が続いたときにも積極的に取り入れたい野菜です。

れんこん×発酵で美習慣

塩麹に漬けて焼けば、旨味が引き立ち、シャキシャキ感を保ちながら中はほくっと柔らか。

甘酒を加えたれんこんきんぴらにすると、自然な甘みでお子様にも喜ばれます。

れんこんのアクを抑えつつ、その粘り強さと栄養を最大限に活かすための「麹と旬菜」の組み合わせで是非!

塩麹×れんこん

れんこんをすりおろしてポタージュにし、最後に塩麹を少量加えて風味を整えます。

ムチンが溶け出し、胃腸に優しく、塩麹の酵素の力で消化もスムーズな「美習慣スープ」になります。

醤油麹×れんこん

れんこんをスライスし、ごま油と醤油麹で炒めるだけで簡単に旨味とコクのある美味しい常備菜になります。

 

れんこんを美味しく調理するコツ

泥付きのものは湿らせた新聞紙に包んで冷暗所へ、切ったものはラップでしっかり包んで冷蔵庫で保存し、乾燥を防ぎましょう。

断面の変色を防ぐための水さらしは短時間(5〜10分程度)で済ませ、ムチンなどの栄養を水に溶かしすぎないように注意しましょう。

シャキシャキ感を残したいときは短時間で調理を。ホクホク食感にしたい場合はじっくり加熱!!
すりおろしたれんこんは、つなぎやとろみ付けにも使えます。

・冷蔵:ラップで包み、冷蔵庫の野菜室で保存。3〜4日が目安。
・冷凍:
軽く茹でて水気を切り、小分けして冷凍。調理時は凍ったまま使えます。

まとめ

加熱に強いビタミンCや、ムチンというネバネバ成分、そして豊富な食物繊維は、特に季節の変わり目に「からだのリズム」が崩れがちな私たちを、内側からそっと温め、支えてくれます。
秋冬の冷え対策にもぴったりな野菜です。

 

 

 

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