発酵美習慣の基本

腸とホルモンを整える発酵食で「ゆらぎ期」の心と体をやさしくケア

腸とホルモンは密接に関係しています。
生理前のイライラ、肌荒れ、漠然とした疲れ…。
女性特有の不調は「ホルモンバランスの乱れ」と言われますが、実はその乱れは「腸内環境の乱れ」から始まっていることをご存知ですか?

最新の知見では、女性ホルモン(エストロゲン)の代謝をコントロールする「エストロゲノム(腸内細菌群)」の働きが注目されています。

近年、女性ホルモンのバランスと腸内細菌の関係が注目されています。
腸内には「エストロゲノム(estrobolome)」と呼ばれる細菌群が存在し、女性ホルモン(エストロゲン)の代謝や再吸収に深く関わっています。
腸内環境が乱れるとこの働きが低下し、ホルモンバランスの乱れや更年期症状の悪化、PMSなどにつながることが報告されています。
一方で、発酵食品や食物繊維を意識的に摂ることで腸内細菌が整い、エストロゲン代謝もスムーズに保たれると考えられています。

参考文献】
・大正製薬「腸活ナビ:更年期のイライラ…腸内細菌の働きで改善!?」
 https://brand.taisho.co.jp/contents/chokatsu/047/
・Medical Herb「フィトエストロゲンとしての植物リグナンと腸内細菌」
 https://www.medicalherb.or.jp/archives/163797

甘酒・塩麹・醤油麹などの発酵食品が、PMSや更年期のゆらぎを整え、心と体のバランスをサポート。そして美肌・快眠・代謝アップを叶える発酵食ライフの始め方を、発酵食の専門家が、女性の身体を内側から整える具体的な発酵食と、効果を最大限に引き出す食べ方を解説します。

腸とホルモンの関係-女性ホルモンとセロトニンのつながり

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ぬか漬け作りー【上級編】自分の菌を育てる「ぬか床づくり」ガイド

ここまで塩麹、醤油麹、味噌作りについて記事にしてきて、発酵美習慣の上級者へのステップ、「ぬか床作り」です。

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ぬか床は、乳酸菌や酵母、そしてあなたの家の常在菌が共生する、「生きている調味料」です。毎日愛情を込めて混ぜることで、その日の体調や季節に合わせた「わが家だけの味」を育むことができます。

手間はかかりますが、このぬか床こそが、美肌、免疫力、そして心の安定を支える「植物性乳酸菌」の宝庫。
この記事では、自家製ぬか床作りの「科学的な楽しさ」と、失敗を避けるための黄金ルールを徹底解説します。

ぬか床は「生きている発酵生物」
ぬか床の力の核心!「植物性乳酸菌」の驚異

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塩の選び方―発酵食の成否は「塩」で決まる!精製塩と天然塩の違い

「さしすせそ」の中で最もシンプルでありながら、最も奥深い調味料、それが「塩」です。

塩は単に味を「しょっぱく」するだけでなく、食材の旨味を引き出し、そして何より発酵をコントロールする重要な役割「縁の下の力持ち」を担っています。
特に、自家製塩麹や味噌、ぬか漬け、キムチ作りなどの植物性乳酸発酵漬物を作る際、選んだ塩の質が、その出来栄えと酵素の働きに直結します。

この記事では、あなたの発酵美習慣を成功に導くために、精製塩と天然塩の決定的な違い、そして塩麹作りや植物性乳酸発酵漬物作りに最適な塩の選び方を徹底解説します。

塩の力の核心!「ミネラル」が発酵を助ける

塩は、主成分である「塩化ナトリウム」の純度によって、大きく「精製塩」と「天然塩(自然塩)」に分けられます。この違いこそが、発酵美習慣において非常に重要です。 続きを読む

酢の選び方ー美容と腸活に効くのはどれ?種類の違いと効果

「酢」は、私たちにとって最も身近な酸味調味料ですが、塩と並ぶ人類最古の調味料で古来より「健康のための薬」としても重宝されてきました。
その独特の酸味は、食欲を増進させるだけでなく、疲労回復や血糖値の急上昇を抑えるなど、多くの美容・健康効果が科学的に証明されています。

特に、酢もまた「発酵」によって生まれる調味料であり、発酵美習慣において欠かせないアイテムです。
近年は健康志向ブームでサワードリンク用など飲みやすく調合された酢も多くあり、酢に対する健康効果も認知されていると思います。
スーパーには製法も原材料も異なる多様な酢が並んでおりどれを選んだらよいのか迷われる方も多いはずです。

この記事では、あなたの美容と腸活を加速させるために、「純粋な発酵の力」を持つ酢を見分ける方法を解説します。

酢は最高の健康調味料!その美容・腸活パワーとは

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本味醂の選び方-みりん風調味料の違いと料理が変わる「発酵の甘み」

「本味醂(みりん)」は発酵調味料のひとつ

本みりんは、もち米・米麹・焼酎(またはアルコール)を原料に、長期間じっくりと発酵・熟成させて作られます。
もともとはお酒として飲まれていたほど、上品な甘みと香りが特徴です。

発酵の過程で、麹菌がもち米のでんぷんを糖化し、自然な甘みとまろやかさが生まれます。
砂糖のような「直線的な甘さ」ではなく、うま味とコクを伴う「発酵の甘み」が、料理全体を包み込みます。

煮物や照り焼きなど、和食の献立に欠かせない調味料「みりん」。
多くの方は「甘みを加えるもの」と考えているかもしれませんが、実はみりんは料理の味を劇的に変化させる「魔法の発酵調味料」なのです。

しかし、スーパーの棚には「本みりん」と「みりん風調味料」という、全く異なるものが並んでいます。
この記事では、あなたの料理と美習慣を格上げするために、この二つの決定的な違いと、麹の力がもたらす驚きの効果を徹底解説します。

 

「本みりん」と「みりん風」は全くの別物!
麹の力で料理を格上げする方法

①本みりんとみりん風調味料の違い

スーパーに並ぶ「みりん」には、大きく2種類あります。
見た目や名称は似ていても、発酵の有無や原材料、役割は全く異なります。
裏ラベルを見れば、どちらを選ぶべきかは一目瞭然です。

種類 原料 製法 甘みの特徴 アルコール分
本みりん もち米・米麹・焼酎 発酵・熟成 発酵による自然な甘みとコク 約14%
みりん風調味料 水あめ・砂糖・酸味料食塩など 化学的に調合 単調な甘さ 1%未満

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