近年の研究で、腸は脳と同じように自律神経やホルモンを通じて密接に連携していることが分かってきました。
この仕組みを「脳腸相関(Brain–Gut Axis)」と呼びます。

ストレスを感じるとお腹が痛くなったり、逆に便秘が続くと気分が沈んだり・・・誰もが経験するこの現象は、気のせいではありません。
これが、脳と腸が密接に影響し合う「脳腸相関(のうちょうそうかん)」と呼ばれる生体メカニズムの証拠です。

腸は食べ物を消化するだけでなく、免疫や感情にも深く関わる「腸神経系」と呼ばれる約1億個以上の神経細胞があり、「第2の脳」ともいわれています。
腸の状態が乱れると、脳にもストレス信号が伝わり、逆に脳の不調が腸に現れるのです。

つまり、腸内環境を整えることこそが、あなたの感情や記憶、ストレス耐性をコントロールし、「心の安定」につながるということ。
これが、発酵食がメンタルケアや睡眠改善にまで効果をもたらす理由です。

①腸内環境が乱れると、心まで不安定になる理由

腸内細菌のバランスが崩れると、善玉菌が減り、有害物質が増えます。
その結果、脳の神経伝達物質セロトニンやドーパミンの合成が滞るため、「イライラ」「気分の落ち込み」「集中力の低下」などが起きやすくなります。
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