里芋|ぬめりが特徴の、秋に親しまれる滋養食材

里芋 ― ねっとり食感を楽しむ、秋冬の定番食材

秋から冬にかけて旬を迎える里芋は、
ほくほくしたじゃがいもやさつまいもとは異なり、ねっとりとした食感が特徴の芋類です。

古くから米に次ぐ主食として親しまれ、日本の食文化の中で長い歴史を持つ食材でもあります。
親芋から子芋、孫芋へと連なって育つ姿から、子孫繁栄の縁起物として、お祝いの席や行事食にも使われてきました。

京都の「京芋(たけのこ芋)」や「海老芋」など、地域ごとにさまざまな品種があり、
それぞれの風味や食感の違いを楽しめるのも里芋の魅力です。


里芋のぬめりと栄養の特徴

里芋は、でんぷん質を主成分としながらも、
食物繊維やミネラルなどを含む、バランスのよい食材として知られています。

調理すると感じられる独特のぬめりは、里芋ならではの特徴のひとつ。
このぬめり成分には、水溶性食物繊維が含まれており、
食感や口当たりをやさしくしてくれます。

食物繊維

里芋には水溶性・不溶性の食物繊維が含まれており、
日々の食事の中で野菜や海藻と組み合わせて取り入れやすい食材です。

カリウム

芋類の中でも比較的カリウムを含むとされ、
塩分の多い食事が続いたときの食材選びのひとつとしても使われています。

※栄養の感じ方や体調への影響には個人差があります。


里芋 × 発酵調味料を楽しむ食卓

里芋は味にクセが少ないため、
塩麹・味噌・醤油麹などの発酵調味料と相性のよい食材です。

  • 塩麹:下味に使うことで、素材の甘みが引き立つ

  • 味噌:煮物や汁物にコクを加え、食卓に温かみを添える

  • 甘酒:砂糖を使わず、やさしい甘みを加えたいときに便利

発酵調味料を使うことで、調味をシンプルにしながら、
家庭料理の幅を広げることができます。


旬を楽しむための選び方と保存のコツ

選び方

  • 持ったときに重みがあり、ふっくらした形のもの

  • 皮に傷が少なく、適度に泥が付いているもの

保存方法

里芋は低温に弱いため、冷蔵庫での長期保存には向きません。

  • 土付きのまま新聞紙などに包み、風通しの良い冷暗所で保存

  • カットした場合はラップで包み、野菜室で短期間保存

使う分だけ下処理をすると、風味を保ちやすくなります。


里芋調理のちょっとした疑問

Q. 皮むきで手がかゆくなることがありますが?
里芋の皮には刺激を感じやすい成分が含まれています。
下茹でしてから皮をむく、手を乾かした状態で作業するなどの工夫がおすすめです。

Q. ぬめりを活かしたいときは?
水にさらしすぎず、皮をむいたらすぐに調理すると、
里芋特有の食感を楽しみやすくなります。


まとめ

里芋は、ねっとりとした食感とやさしい味わいが魅力の、
秋冬の食卓に取り入れやすい伝統食材です。

発酵調味料や旬の食材と組み合わせることで、
無理なく、日々の食事を楽しむ工夫にもつながります。

季節の移ろいを感じながら、
里芋を使った家庭料理を、ぜひ食卓に取り入れてみてください。

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